『もりけいこ英語教室』

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 カルチャーで教えることになった経緯

 2004年の春、生徒さん一人一人に合った授業を目指して『もりけいこ英語教室』を開きました。初年度は、無名の教室ということもあり生徒の募集に苦労しましたが、ありがたいことに生徒さんからご家族やお友達をご紹介いただくようになって、あっという間に募集を止めなければいけない状況になりました。

 そんな中、ある日突然、この教室ホームページをご覧になったJTBカルチャーサロンの英語講座の担当者からお電話をいただきました。カルチャーで講師をしてみませんか、というお話でした。その頃は本当に忙しく、時間的にまず無理だと思い断ろうと思いましたが、一方で、カルチャースクールのようなところが、私のような無名の先生に問い合わせてくることに少々驚き、話だけでも聞いてみたいと思いました。(当時の私は、大きなカルチャースクールでの講師は、たいてい大学教授級の肩書きが必要だと思っていました。)

 担当者にお会いしてみると、新しく立ち上げるカルチャースクールなので、既存のカルチャーにはないユニークな講座を一緒に創ってくれる講師を探している、とのこと。私に連絡したのは、教室ホームページの印象から、英語を押し付けるのではなく、生徒さんの気持ちを大切に、きめ細かい指導をしていると思ったからだ、と言われました。私の講師としての思いをきちんと理解してくださっていることにまず心を動かされ、そして、講座のタイトルも内容も、講座の曜日と時間まで私の希望を通してくれるとのことで、思わずその場で「やらせてください!」と言ってしまいました。

 グループレッスンのジレンマ

 カルチャーで教えることにしてから開講までの3ヶ月、悩みに悩みました。グループレッスンのデメリットをどうすれば最小限にできるか・・・出した結論は「成果を焦らない」「みんなで同時に声を出す」「復習用に音声教材を作る」ことでした。

 個人レッスンならば、当然生徒さんのレベルはすぐに把握できますし、次にやるべき課題も的確に判断できます。しかし、グループでは成果を急ぐと「できる人のための授業」になってしまいがちです。「成果を焦らず、楽しく長く通っていただける講座」を目指すことに決めました。そして、あてられるのではないかとビクビクしながら授業を受けることのないように、基本的に授業では指名しないことにしました。発音に自信のない方も大勢いらっしゃいます。だからと言って、声を出さない英会話の授業は上達しません。そこで、みんなで声を同時に出すことにしました。みんなで声を出せば恥ずかしくはありませんし、コーラスのように一体感も生まれて楽しいのではないかと思いました。最後まで悩んでいた音声教材については、授業時間外に準備をしなければいけませんので、時間が確保できるかどうかが問題でした。何事も経験と思って多少無理して作ったテープが大好評で、その後も毎期リニューアルしています。

 正直なところ、やはり個人レッスンの方が語学の上達には良いように思うことも少なくありません。しかし、個人レッスンは生徒さんの個人的な理由でいくらでもスローダウンできてしまうというデメリットがあります。グループにはグループの良さがある、というと簡単すぎるかも知れませんが、決められた時間に行き、周囲からの刺激を受け、皆で声を合わせて英語を読み元気になる・・・そういうグループならではの良さがあるのは事実です。授業後、楽しそうにお帰りになる皆さんを見ていて、なんだかうらやましくなってしまうこともあります。




 
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